アキレス腱炎 case1
2017年3月9日症例報告
患 者
10代 男性 高校生
来 院
平成29年3月
症状と来院理由
高校で陸上部に所属し、長距離を専門としている。
以前から強度の強い練習の後にアキレス腱への違和感を感じていたが、前日の練習で痛みを感じ、当日はJogでも痛みが出た。
大会も近いので早く痛みをとりたいとのこと。
患部に発赤・熱感・圧痛があり炎症症状が認められた。
治療の内容と経過
歩行時の痛みはないが、走行時にはアキレス腱部に痛みが出る。
以前より違和感があったが放置していたため、反復性の運動及び踵からくる衝撃の蓄積があったものと考えた。
アキレス腱部は消炎と除痛のためにアイシング及びマイクロカレント+超音波治療を選択した。
また、下腿三頭筋の緊張がみられたため、筋緊張の緩和のために手技及びハイボルテージ治療も行った。
また、筋肉を補助する目的でキネシオテープを貼付した。
1週間後には痛みは消失したため、予防のためのストレッチと足底のケアを指導した。
同時に治療した症状
なし
使用した主な手技・電療
トータルコンディショニング
軸足コンディショニング
マイクロカレント+超音波治療
ハイボルテージ治療
考察
着地に癖があり、負担が蓄積して症状に繋がったと考えられた。
そのため、足部のリアライメントを狙った軸足コンディショニングを行い、セルフケアとして足裏コンディショニングを指導した。
患部への治療のみならず、同時に予防の観点からの施術と指導も行うことによって、早期の回復を引き出すことができたと考える。