UTMF 2019 ランナーズケア VOL.1
2019年4月29日スポーツトレーナー活動
2019年4月26日~28日にかけて、富士山周辺で行われた、UTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)のレースサポートに行ってきました。
今回はその模様をお伝えする第1回です。
このUTMFは、100マイル(約165km) 累積標高差7942mというとんでもないレースです。
UTWT(ウルトラトレイルワールドツアー)シリーズの1つにもなっており、世界中から参加者がやってきます。
参加するにも厳しい条件があり、参加できるだけで誇れる大会となっています。
そんな世界規模の大会でランナーズケアを昨年に引き続きやらせてもらえることになりました。
今回の担当はスタート前とA9富士吉田でおよそ154km地点で残り11km、疲労やダメージもかなりの状態でやってくることが想定されました。
そんなUTMFランナーズケアの様子を投稿します。
まずは26日スタートまでです。
25日の最終で浜松に行き1泊の後、一緒に行かれる浜松市はまっと整骨院の曽根先生に拾ってもらい、富士山こどもの国を目指しました。
到着すると既に神戸のいとう鍼灸整骨院の伊藤先生、おがさ接骨院の中津川先生、ゆうレディース鍼灸整骨院の小田先生が既に準備を始めていました。
雨と霧という天候のなか、我々のブースは選手たちの雨宿りで次第にいっぱいに。
ベッドをセットし、選手に向けてのキャッチフレーズをブラックボードに書き、いよいよコンディショニング開始です。
選手の状態を確認したり聞いたりしながら、コンディショニングの内容を決めていきます。
疲労が残っている選手、痛みやつっぱり感が残っている選手、初めてで期待とプレッシャーを感じている選手、いろんな選手がいました。
不安に感じているところがあれば、その不安を少しでも解消できるように、そして「切れのある動き」が引き出せるように選手一人一人に合わせたコンディショニングを心がけました。
スタート前コンディショニングによるの身体の変化を感じてもらい、不安を少しでも消すお手伝いができたのではないかと思います。
コンディショニング後の笑顔を見て、私も選手と一緒にUTMFを戦っている気持ちになりました。
「またA9富士吉田で待ってます!」と声をかけて送り出しました。
そして、レース前コンディショニングのラストは、昨年のUTMFのあとに神奈川から愛知の当院へいらしていただいた方でした。
久々の再開を喜び、完走を祈ってコンディショニングをしました。
こういうことがあると、ランナーズケアをやってホントに良かったなぁと思います。
レース前コンディショニングを終え、開会式に向かいます。
ものすごい霧で、ちょっと向こうは見えにくい感じです。
開会式。
トレイル界のカリスマ、鏑木毅実行委員長の挨拶です。
会場もさらに熱気が増しました。
スタート後の応援の位置取りをしようと移動していたら、大學の後輩の星野君に会いました。
彼は、群馬を拠点として夏はスカイランナー、冬は山岳スキーヤーとして活動しながら、日本スカイランニング協会理事もしています。
後輩ではありますが、尊敬するランナーの一人でもあります。
そしていよいよスタート。
長く過酷な100マイルのレースが始まります。