レースで後半になると動きが硬くなる
2017年1月16日症例報告
患 者
10代 男性 高校生
来 院
平成29年1月
症状と来院理由
高校で陸上部に所属し、長距離を専門としている。
レースで後半になると動きが硬くなり、ラスト勝負で負けてしまう。
ラストスパートで負けないようになりたい。
治療の内容と経過
ランニングフォームの評価によって、左右へのブレがみられた。
また、走り始めから肩に力みがあり、これらによって体力の消耗が大きくなっていると考えた。
そのため、ランニング時にブレない身体を作るための体幹トレーニングを行い、肩の力みを少なくするために胸郭の柔軟性を引き出すことを狙ったエクササイズを指導した。
1カ月半ほどでクライアント自身が実感できるくらいの走りの変化が現れ、レースにおいても自己記録の更新へつながった。
同時に治療した症状
なし
使用した主な手技・電療
トータルコンディショニング
軸足コンディショニング
各種エクササイズ
考 察
インナーユニットの弱化と胸郭の柔軟性低下によって、フォームの崩れや肩に力みのある走りになっていたと考えられる。
弱化している個所の強化と低下している柔軟性を高めることで走行時のスタミナのロスを低減させ、後半のスタミナを残しておけたと思われる。